自己肯定感のある老い方とは
こんにちは!
まだ30代なのにこのタイトル?ってビックリされそうですが、先日の帰郷で気づいたことがたくさんあったので、連続投稿させていただきます。
80代の祖母と会った時、第一印象は「こんなに小さかったっけ?」
身長が縮んでいることもありますが、それ以上に祖母の姿はとても小さく見えて、歩行介助で手をつないだ時も、「こんなに小さかったっけ?」という感覚がありました。
そして、よく人を笑わせていた祖母のアイデンティティ自体も、とても小さくなっていて、
二言目には「ボケてしもうて何もできん」「生きてても何の役にも立たん」「よう分からん」とマイナス発言ばかり。
時間の経過ゆえにしょうがない部分もあると思うし、ゆっくり待てばできることも多いけど、
どうしても「昔より動かなくなった」と過去の自分との相対比較が激しくなり、いくら出来ていることを伝えても、すぐに自己否定になってしまう。
それは、祖母だけではなくて周囲の家族も同じく記憶が邪魔をして、「昔はもっとこうだったのに」と、現在を受け入れきれず、祖母のゆっくりとした行動にいら立ちを覚えて、祖母ができることすらも奪ってしまって、さらに祖母のアイデンティティが小さくなるという悪循環を感じました。。
高齢の患者さんの中でも、「老いを受け入れている人」と「受け入れきれていない人」と分かれているなと思っていたけど、何が違うんだろうと考えたところ
その大きな違いは、
「できていることを見ているか」
「できないことを見ているか」
☆バイタリティーに溢れている方は、できていることに視点を向けて、好奇心旺盛で、また自分にできることはないのかと視野を広げていることが多い。
☆どんどん鬱っぽくなる方は、できないことしか見れていないので、新しいものへの挑戦が難しくなる。
実際に、もう片方の祖母は「できないことをくよくよしてもしょうがないじゃない」と開き直るタイプで、高齢になってから読書が趣味になり、自分が得意なことをすると照れ臭そうに報告するから、同じ年代でもアイデンティティの違いでこんなに違うんだと実感。
でも、これって、高齢者だけではなくて、人間全員に当てはまりませんか??
私自身も自己否定が強いから、どうしても「できないこと」を観ることが多くて、どんなに褒められても、「あれができていないから褒められる者じゃない」と思っていて。
その元々のアイデンティティが、年を重ねることでさらに強固になって、老い方にも関わってくるんだろうなと思いました。
今年の私のテーマでもある「絶対自己肯定感」
これは、私だけではなくて老若男女問わず人類共通のテーマでもあるのではないかと思いました。
楽しく老いを過ごすには、どうしたら自己肯定感を養えるのか、そのテクニックはまた今度お伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
のんのん